痛みに効かないグルコサミン!?

 

膝や腰の痛みには自然な老化現象の一つ。それだけ多くの方が悩まされているようです。膝関節痛などにグルコサミンやコンドロイチンが有効だと言われていることはご存知だと思いますが、実際にそれを使われてみて、痛みが軽減した、和らいだという方はどれくらいいるでしょうか。

 

意外に、やはりサプリメント程度では効かなくて、病院に行って痛み止めを打ってもらったという方も多いのではないでしょうか。こんなご経験があるのでしたら、自分の膝はよっぽど酷い症状なのだろうかと思うかもしれません。しかし、中にはそれじゃあ痛みが取れなくて当然だというサプリメントもたくさん存在します。

 

それも、たまたま運悪くはずれを引いたのではなくて、多くの方が愛用しているような、一見人気もブランド力もあるような製品でも、痛みの軽減や症状の改善には毛ほども貢献しないだろうなというものが存在するのです。

 

そもそも、普段よく目にするグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントというのは本当に関節炎や腱鞘炎を治す力があるのでしょうか?サプリメントは厳密に言えば食品であって、何かを治療する医薬品とは異なるのです。つまり、期待する効果が得られなかったからと言って、文句を言うことは出来ないということ。

 

これは騙している訳でもなく、責任逃れのトリックでもなんでもなく、サプリメントと呼ばれるものは元々そういう立ち位置にある食品なのだということです。

 

肌荒れやニキビが気になるからと医師に軟膏をもらうのと、ビタミンCのサプリメントを摂取するのとでは違うのと一緒で、サプリメントは栄養摂取の観点から効率的で合理的ではあるけれど、それと治療効果があるかどうかは別。それも栄養素の質によっては効率的なのかどうかも怪しいものなのです。

 

だからこそ、膝が痛くてサプリメントを飲んだとして、その痛みが引かなかったのは不思議でもなんでもありません。単純に痛みを和らげる成分が足りていなかったり入っていなかったりしていただけなのです。

 

では結局、病院に行くしかないのか。グルコサミンやコンドロイチンは全く信用できないのかと言われると、それもちょっと言い過ぎ。関節痛対策のために作られた、かなり効果が期待できるサプリメントというのも存在するのです。

 

膝や腰の痛みを取る成分とは

 

グルコサミンもコンドロイチンも、多くの方がよく知っている栄養素だと思います。軟骨の成分となり、加齢のせいで磨り減り負担がかかる関節部分のサポート役として働くから、これを補えば膝の痛みに効果が期待できると言われているものです。

 

しかし、一般的にグルコサミンを経口摂取したところで、すぐさま軟骨に変わり膝の痛みが抑えられるとは見られていません。栄養には違いありませんからなんらかのプラスにはなるのでしょうが、はっきりと関節軟骨に働きかけ、関節痛を治す効果があるものではありません。

 

長期的に摂取することで炎症を抑えたり、関節細胞を再生する働きをしたりするという話はありますし、加齢と共に体内で減少する栄養素でもありますから、本来「補っておいて損はない」という程度のものなのです。

 

それでも、グルコサミンはコンドロイチンとの相乗効果でその能力を発揮するとも言われていますし、血液サラサラ効果、膝などに限らず炎症を抑える効果もあると目されているところから、やはり摂取しておいた方が良い成分なのは間違いないようなのです。

 

膝の関節痛や腰の痛みに効くかどうかに焦点を当てれば、本当に効果が期待できるのはむしろコンドロイチンの方です。コンドロイチンはグルコサミンと違い、医薬品が存在しますから、少なくとも関節痛などを和らげる効果があると謳って良い成分だと言うこと。

 

しかし残念ながら、多くのサプリメントではグルコサミンばかりが充実していて、コンドロイチンを十分に含んでいません。

 

これでは痛みが取れないのは当たり前。本当はコンドロイチンも1200mg程は必要だといわれているのですが、世間で知られているサプリメントを見てみると、コンドロイチンの量は多くても精々300mgといったところ。

 

それも例えばサメ軟骨成分300mgなどと表記してあるのは、コンドロイチンの量を言っている訳ではありませんので、ろくな量を含んでいないということが分かります。

 

痛みを取りたいのであればコンドロイチンに着目する。加えて相乗効果を期待して十分な量のグルコサミンも入っていることが望ましい。そうでなければ、膝や腰の関節痛の症状が和らぐなんてことは考えにくいのです。

 

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